犯罪予防は犯罪予測から。

高槻警察署管内防犯協議会の研修会に参加しました。

立正大学教授の小宮信夫様を講師に招いて、「犯罪予防は犯罪予測から」と題しての講演を頂きました。

小宮教授は、犯罪を減らすためには「犯罪の機会を与えないことによって犯罪を未然に防止する」という、「犯罪機械論」にたった対策の必要性をお教え頂きました。

以下、私の講演メモからです。

・天気予報も犯罪も同じ。先を予想して対策する取り組みが犯罪に対して意識が低い。
・防犯ブザーや護身術は、犯罪の予測にはなっていない。防犯ブザーを使用するときにはすでに犯罪にあっている。防犯ブザーは危機的場面で役に立たないケースが多い(ブザーを鳴らせない・周りに聞こえない・聞こえていてもいたずらだと思われる)。ブザーを使う状況はすでに犯罪予測に失敗している状況である。
・子どもたちに犯罪者が怖いことをしっかりと教えて、怖いからこそ被害にあわないためにはどうするべきか教える必要がある。護身術を習った生徒が「犯罪者をやっつける」といった心理を持つことは逆に危険。
・こどもの誘拐は、その55パーセントが「だまされて」連れて行かれている。

・大切なことは、犯罪者が犯罪を起こすときに選ぶ場所を認識できる能力である。犯罪者が好むのは①入りやすく②見えにくい場所。物理的に見えにくいだけでなく、真理的に関心がもたれていない場所(ごみが捨ててある・落書きされている)も見えにくい場所とする。
・人をだまさないものは、その場所の「景色」。景色から犯罪が起こりやすい場所かどうか認識できることが大切。

・高い塀が左右にある通り、どこへでも逃げやすい道路が近接している場所は①入りやすく②見えにくい場所。周りから見てもらえるかどうかが大切。
・防犯対策に、家の外に花を置くことも効果的。いつ水やりにくるかわからない・きちんと通行される方に意識を向けている合図になっているといった状況を犯罪者は嫌う。

・イギリスでは、犯罪に会わないための取り組みを義務教育に盛り込んでいる。安全対策施設を整備し、幼い子供に犯罪に実際に会ったときを想定する訓練を行っている。
・思い込み、自己流の判断は危険。
・振り込めサギ防止に大切なことは「こちらから確認すること」。時間を置いて、こちらから、確認することを忘れずに(頭文字をとって“じこか”)

・地域の危険な「景色」を探す取り組み(マップ作り)を行うことは、子どもたちに危険な「景色」を認識させる点で効果が高い。どの場所どの地域にいっても同じこと。この取り組みは地域の絆を作る効果もある。


犯罪がそもそも起こらないような、「犯罪をしにくいまち」を作るという視点は今後もっと意識して行きたいです。
私の地域でも、防犯委員会とこども会でコラボして、危険な場所を認識するとともに地域の安全マップ作成ができたらどうかと思います。

大変勉強になりました。ありがとうございました。

2011年3月 3日

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真鍋 宗一郎

まなべ そういちろう

昭和52年9月28日、福岡県に生まれる。早稲田大学商学部卒業。高槻市出丸町在住。

家族は妻と3人の子どもたち。

システム会社勤務の後、衆議院議員事務所にて秘書として活動する。現在、高槻まちづくり株式会社社員。高槻ジャズストリート実行委員やわくわくストリート実行委員、高槻まつり実行委員として、まちづくりに関わる。

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